ハービー・山口 & 山口大輝写真展

"You can trip away to wherever you want to go"【7月11日より】

- 中目黒 -

(2018年7月10日)

 

 

ハービー・山口氏は、1973年に渡英。パンクムーブメントに遭遇し、セックス・ピストルズやクラッシュなど多くのミュージシャンを撮影し、その時代のロンドンの空気を伝える写真を多く残しています。

その頃のことを伝える有名なエピソードがあります。

 

ハービーさんは、ロンドンの地下鉄で、当時人気の絶頂だったクラッシュのジョー・ストラマーを偶然見つけます。プライベートな時間なので撮影は控えようと思いながらも、こんなチャンスはないと思い切って話しかけて、撮影をしていいかと尋ねました。するとジョーは快諾。何枚か撮影した後に「撮りたいものはすべて撮るんだ。それがパンクだ」と言って去っていったそうです。

ハービーさんはこの言葉に勇気付けられて、カメラマンとして成功することに大きな影響を与えたといいます。

 

その言葉通り、およそ10年を過ごしたロンドンで撮影された写真は、ミュージシャンが普段見せることのない表情を写したスナップ、不景気の厳しい環境で暮らす市井の人たち、さらにそんな中で新しいカルチャーが生まれようとする熱気など、もっとも刺激的な時代を迎えていたロンドンを愛情と熱のこもった視点で伝えてくれます。

 

今回の写真展では、その当時のロンドンの写真をはじめ、トラベラーズファクトリーにあわせて旅を感じる写真を選んでいただきました。

 

あわせて、ハービー・山口氏のご子息であり、新進気鋭のフォトグラファーとして活躍する山口大輝氏の写真も展示します。

山口大輝氏は、ヨーロッパを中心に世界を旅しながら撮影した写真をセレクトしていただきます。被写体に対する優しさと温かさを深い味わいとともに感じさせてくれる大輝さんの写真は、眺めているとその風景に出会うために、旅へ出たくなります。

 

タイトルの「You can trip away to wherever you want to go」は、ハービーさんがジョーに言われた言葉、「You can click away of what you want(撮りたいものはすべて撮るんだ)」から引用しています。行きたい場所があれば、旅をすればいい。お二人の写真を通じてそんなことを感じていただければ嬉しいです。

 

また、8月4日(土)17:00より、ハービー・山口さんのトークイベントを開催します。

ハービーさんのロンドン時代のお話をはじめ、旅や写真にまつわるエピソードをお話いただく予定です。

こちらは予約制になりますが、予約方法とは後日アップいたしますので、しばらくお待ちください。

 

 

ハービー・山口 & 山口大輝写真展

「You can trip away to wherever you want to go」

 

期間:2018年7月11日(水)~ 8月6日(木)

会場:トラベラーズファクトリー 中目黒2F

※展示作品の販売もあります。

 

ハービー・山口  トークイベント

出演:ハービー・山口、山口大輝

日時:2018年8月4日 17時より

ワンドリンク付 1500円+税

予約制

(ご予約方法は、後日こちらのサイトに掲載します)

 

 

ハービー・山口

Herbie Yamaguchi

 

1950年、東京都出身。中学2年生で写真部に入る。大学卒業後の1973年にロンドンに渡り10年間を過ごす。

一時期、劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇し、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。そうした中で撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。

帰国後も福山雅治、THE MODS、エレファントカシマシ、山崎まさよしなど、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。

多くの作品をモノクロームの、スナップ・ポートレイトというスタイルで残している。 その優しく清楚な作風を好むファンは多く、「人間の希望を撮りたい」「人が人を好きになる様な写真を撮りたい」というテーマは、中学時代から現在に至るまでぶれることなく現在も進行中である。

写真発表の傍ら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティー、さらには布袋寅泰のプロジェクト「ギタリズム」では作詞家として参加している。  

http://www.herbie-yamaguchi.com/

 

山口 大輝

Hiroki Yamaguchi

 

東京生まれ。 ユーモアを交え、日常の風景を切り取る写真を得意とする。  

また、被写体とのコミュニケーションを大切にし、  それによって生まれる幸福な一瞬をとらえる。 

グループ展に「東京男子」(2016)など。 

写真展に『between moon and clouds』がある。